2014/09/04

子どもの月とピアノレッスン



ピアノやヴァイオリンを習わせたければ、幼児期から始める方がよいと言われる。
学童期、特に9歳を過ぎてしまうと「音感」はもう身につかない、などという
若干乱暴な意見もよく耳にするものだ。


占星術には、各々の天体に対応する年齢域というものがあって、
「おけいこを始めるのによい時期」は「月の年齢域(0~7歳頃)」にあたる。


これは子どもが、身の回りの環境、印象を自分の中に取り入れて、
生活の基盤や基礎体力みたいなものを身につけていく時期。


おけいこも「楽器の弾き方を教える」のではなくて
「音楽的な栄養を提供する」ということがとても大切だと思う。


だから、オタマジャクシを読ませる訓練よりも
単純な歌をていねいに歌う、とかリズムと身体の動きを関連づけることを
優先したレッスンを心がけるようにしていた。


「リトミック」と言われるものは、ほぼこれ。
シュタイナー教育だと、わらべうた遊びの時期。


「音感」や「リズム感」などは確かに「身体に浸透させる」必要があって、
それができていてこそ、楽器を弾くことが楽しいと感じることができるのだと思う。


そして、5分でも10分でもよいので、毎日おけいこするという習慣は、
歯磨きなんかと同じく、生活のリズムの一環としてこの時期に身につけておくと
学童期に入ってからの上達の仕方が全然違うし、何より本人がラクなのだ。


この時期が、そもそもどういう発達段階にあるのかを理解している、という大前提の上で
改めてひとりひとりのホロスコープ上の月の位置をみるのは悪くない。


その子のタイプをザックリつかむことで、
さらに楽しくレッスンをすすめることができるのだ。


(つづく)


Tarot reading & Piano lesson room  ~ ゆりのき ~

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