2014/09/12

子どもの月や太陽を知ると便利。でも決めつけちゃいけない。



子どもの「月」がどのサインにあるかによって、その子の動き方のクセがつかめる。


とはいえ、それを考慮してそれに馴染むように心がけたからといって
必ずしもレッスンは順調に進むわけではない。


確かに幼児期には、月星座が持つ性質が見て取れる場合が多いし、
その性質を抑えつけることなく育てる時期だと言われている。


ただ、おけいこ事を始めるにあたって既に子どもは、
その子なりの「オフィシャルな顔」を見せていることも往々にしてあるのだ。
ということは、太陽星座の顔でレッスンにやってくる、ということ。


お勉強的なことが受け入れられる時期になっていれば、水星の感じで動くし。
そもそも、太陽と水星は同じサインに入っていることも多い。


~ ~ ~


りえちゃんがレッスンを始めたのは4歳。月は獅子座。


不動宮なので、課題にはゆったりじっくり取り組むタイプかと思いきや、
それとは全く逆という雰囲気の女の子だった。


とにかく要領がよい。のみ込みが早いのだ。
新しい曲もすぐ弾けるようになるし暗譜も早い。
そして、何回も同じところを練習させられるのが大嫌い。


「月・不動宮」ぽくない…


この子の太陽星座は柔軟宮である双子座。水星も双子。
ピアノのおけいこにおいては、双子座っぽさ満開だったというわけ。


この子の「月獅子(月不動宮)」っぽさは、家での練習の時に現れる。
指使いの間違いを直してくるように言われていても、一切直そうとしないのだ。


ママが「ここの指使いは、間違っているから直そうね」と促しても
断固として直そうとしない。


もともと器用な子だし、指使いを直すのにそれほど困難があるとは思えないのに。


これは「一度覚えたことを変えたくない」というこだわりの現れ。
先生の前ではあまり見せない頑固さが、甘えの出るママに対しては丸出しになるのだ。


これがこの子の「月の顔」なのだろう。


~ ~ ~

子どもの姿、その様子そのものに心を寄せることなく
星座がどうの、を判断材料にしてしまうことはすごく危険。


でも、普段レッスンの時に見せている様子だけでなく、
その奥にある個性を少し意識することは悪くないと思う。


どちらにせよ、「決めつけ」や「お仕着せがましさ」は厳禁。
これは常に常に忘れないよう、自分を戒めていなければならない。


Tarot reading & Piano lesson room ~ ゆりのき ~





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